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気象庁のWebサイトが抱えていた課題は、一言でいえば「国民から信頼されるサイトでなければならない」ということだった。特に進路や速度の予測が難しい台風などでは、最新の情報を真っ先に伝えられるメディアであるWebサイトは、大きな役割を担っている。国民の信頼を得るために、情報が正確であることはもちろんだが、そもそも見ることができなければ何にもならない。情報配信の安定性は、最優先で解決すべきものという決意があった。
さらに、国民の税金で運営していることから、過剰な設備投資を避ける必要もあった。安定性とともに実現すべきは、コストパフォーマンスに優れたシステムを構築すること。サーバ等、ハードウェアの増設を必要としないSCDは、この2点を両立させたことで、「国民の気象庁Webサイトに対する信頼に貢献してくれた」と高い評価を受けた。
気象庁は、現在もWebサイトのさらなる充実に余念がなく、従来、文字のみによる情報であったものを画像で提供するなど、情報の改善を随時行う計画だ。これまでは、容量が重くなりがちな情報の掲載には二の足を踏んできたが、ネット回線の主役がブロードバンドとなり、重いデータのやり取りも容易となった。しかし、その分サーバにかかる負荷が増大するのは間違いない。気象庁では、こうした次のステップでもSCDを有効に活用していくプランを立てている。
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