

信頼性の高いインフラが営業面でも大きな差別化ポイントに
「SCD」の導入でパッチのダウンロード時間はパッチファイル公開直後でも1、2秒に短縮した。セキュアブレインでは、「フィッシュウォールクライアント」のユーザ数について、平成20年度中に200万人、21年度には250万人、22年度には300万人と予測している。現在の2倍にあたる300万人になっても、「SCD」ならまったく問題なくダウンロードができるという。
「150万人のユーザがパッチのダウンロードを完了するまで、従来は3週間かかっていましたが、現在は1週間もかかりません」と導入効果を評価するのは、取締役副社長執行役員兼CTOの山村元昭氏だ。しかも複数のキャッシュサーバがオリジンサーバの肩代わりをするという「SCD」の仕組みは、サーバ管理の上でもメリットが大きいという。
取締役f副社長執行役員
兼 CTO 山村 元昭 氏 |
「従来はサーバを複数用意して、どれかがダウンしても別のサーバからパッチがダウンロードできるようにしなければなりませんでした。『SCD』なら、キャッシュサーバがオリジンサーバの肩代わりをするため、複数のサーバを用意する必要がなくなりました」(山村氏)
「SCD」の導入によって、パッチファイルのダウンロード時間の問題は解決した。しかし、導入効果はそれにとどまらなかったと語るのは田島氏。
「営業をする際、『150万人が一度にダウンロードしても、サーバがまったく遅くならないNTTコミュニケーションズのサービスを利用しています』とアピールできる。銀行などは信頼性を重視しているため、このセールストークはとても強力です」
製品の良さだけでなく、それをサポートするサービスについても信頼性をアピールできる。「SCD」は、アクセス集中によるダウンロードの遅延を解決しただけでなく、営業面でも競合との差別化という大きなアドバンテージをもたらしたといえるだろう。
今後、セキュアブレインは、パッチファイルのダウンロード等サポートの向上のみならず、ソフトウェアの販売をWebサイト上で行い、購入後そのままWebサイトよりソフトウェアをダウンロードできるようにするなど、さらなる販売加速化に向けた計画を立てている。